漢方茶 〜ゆるやかな体質改善〜

こんにちは。6月になりましたね。気温と湿度が上がり、夏が近づいてきた感じです。

今回は、kibacoでお出ししている漢方茶について書きたいと思います。

 

kibacoでは、セッションの終わりに、漢方薬に使われる生薬・薬草を、その方の体質・症状に合わせてお茶とブレンドした漢方茶をお出ししています。

漢方茶はセッションにおける施術、つまりカラダの外側からの働きかけに加えて、カラダがより良く変わっていけるように、そして自己治癒力がより良く発揮されるように、カラダの内側から働きかけるものです。

施術においては、普段の生活やカラダの調子についてのお話を伺い、実際に脈やツボの状態、筋肉の緊張状態なども見た上で内容を決めていきますが、施術の後にはその全部を踏まえて、その方にあったブレンドを決めて漢方茶をお出しします。

生体エネルギーである「気」が不足して元気のない方には、気を補う素材を。気の巡りがとどこおっている方には気の巡りを助ける素材を。気血水それぞれの状態に応じて、その方にぴったりの組み合わせでブレンドをします。

 

そもそも、なぜ施術者の僕が漢方茶を勉強してお客さまに提供しようと思ったかと言うと…セッションの効果を高められることに加えて、漢方茶を入り口にしてお客様に「日々の養生・日常におけるセルフケア」の大切さを知ってもらうキッカケになるかもしれない、と考えたらです。

施術はお客様のカラダや心の状態を改善するのに、とても大きな役割を果たします。一方で、お客様自身の毎日の習慣や行動も、お客様のカラダと心の状態に大きく影響します。自分のカラダと心にぴったりの漢方茶を飲む、ということは、体質をゆるやかに変えるだけでなく、お茶を通して自分の体質をより理解して、意識することでもあると思います。

そして、その漢方茶をまずは気軽に試してもらえるように考えたのが、「セルフケアのための14日ぶんの漢方茶、二週漢(にしゅうかん)」です。「元気・あたため・巡り・お肌・安眠」のテーマでブレンドしているので、漢方茶を試してみたい方、漢方茶をギフトとして贈りたい方におすすめしたいと思っています。

僕自身は、胃腸が強くなく、気(エネルギー)が不足しがちな体質なので、普段は「二週漢」の「元気ブレンド」を飲みながら、その時の体調や気分に合わせて素材を足したり変えたりしています。簡単にアレンジできるのも楽しいし、気に入っています。実際、漢方茶を飲んでいるとお腹の調子が改善されますし、ご飯を食べた後に眠くなりにくくなるのが不思議です。

 

漢方茶の良い所は、簡単に楽しめて、ゆるやかに体質改善できるところです。kibacoでのセッションと合わせて生活に取り入れていただくと、毎日自分のカラダと心に働きかけることができて、楽しみながら調子をよくしていっていただけると思います。

kibacoでは、「お客様の『より良い』をともに探す」ことを大切にしたいと思っています。

毎回のセッションでお客様とコミュニケーションを取っていくなかで、その方のより細部に至る「ちょうどいい」を一緒に探しながら、改善の歩みをともに進めるパートナーでありたいと思います。

そして、kibacoでのサービスを通じて、自分のカラダの声に耳を傾けることへの興味を深めていただけたら嬉しいです。心身の「今」に気づき、そのあり方を考えることこそ、本当の「内」からの働きかけとも言えるのではないでしょうか。自分の気持ちとカラダの状態を感じ取り、自分でケアする。そして時々、メンテナンスのためにkibacoに来ていただきたいと思います。