新型コロナウイルスの影響で、ついに政府が緊急事態宣言を出しましたね。
医療関係、運送業、スーパーの方など、こんな状況のなかで仕事をしてくださっている方々には本当に感謝しています。
kibacoは、緊急事態宣言の出ている間(当面は5月6日まで)、新規のお客様の受付を停止させていただき、継続治療のお客様のみ受付いたします。また、念のため漢方茶の提供も一旦停止させていただきます。
この社会状況の中、お客様の感染リスクを減らすためには営業を取りやめることも考え、本当に悩みましたが、こんな時だからこそ地域の方の役に立てることもあるかも知れない、と考え、このような形に落ちつきました。
kibacoでは問診を大切にしていますので、新規のお客様は特にたくさんお話を伺いますし、滞在時間も長くなります。そのため、万が一の感染リスクを考え、継続治療のお客様のみの受付とさせていただきました。
継続治療のお客様については、ある程度その方について、そしてカラダの状態を把握していますので、事前にご連絡をいただき、症状を伺った上でセッションを行います。
営業中の衛生管理については、下記のように考えています。
◯施術者のマスク着用・手指消毒と、施術後の施設の消毒作業の徹底
◯定期的な室内の換気
◯お客様へのご来店時の手指消毒のお願い
◯施術者の定期的な体温計測、手洗い・うがいの徹底と体調管理
◯お客様にコロナウイルスを疑う症状が少しでもある場合はご来店を控えていただく
今後も、政府・神奈川県の情報発信を注視しながら、保健所とも連絡を取って今後の営業について決めていきます。何らかの変更がある場合は、お店のウェブサイト、SNSなどでお知らせいたします。
ご理解、ご協力のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。
一日も早く、平穏な日常が戻りますように…!
皆さまも、くれぐれも体調にお気をつけくださいませ。
小牧たすく
4月になりました。
新型コロナウイルスに感染して亡くなられた方々にお悔やみを申し上げますとともに、罹患された方々の早い回復をお祈りしております。
社会は大変な状況になっていますが、慌てすぎず、やれる事をやっていきたいと思っています。
今回はカラダを健やかに保つための、春の養生について書きたいと思います。
はじめに書いてしまうと、kibacoが考える春の養生のテーマは…「万物が芽吹く変化の季節、生活のメリハリを大切に」です。
実際どんなことなのか、をお伝えするために、まず東洋医学における「春」と、春に関わるキーワードについて簡単に説明しますね。
春は「はじまり・芽吹き」の季節です。日照時間も徐々に長くなり、陽の気が盛んになってきます。
陽の気とは、温かさを持つ動的なエネルギーのことで、冬の間に盛んになっていた寒さ・静的なエネルギー(=陰の気)の対極にあるものです。この陽の気を受けて、自然界にある様々なものが活動を始めます。
また、春は風の邪気である風邪(ふうじゃ)が盛んになると言われています。肌が風に晒されると、風邪(ふうじゃ)がカラダに入り込み風邪(かぜ)をひくことになります。風邪(ふうじゃ)が他の邪気を仲立ちして、寒さ・乾燥など、他の邪気とセットでカラダへの影響が出ることも。それぞれの季節に注意すべきポイントを、昔の中国では邪気に例えたわけですね。
そして、こんどは春とカラダの関係ですが、東洋医学では、いわゆる五臓六腑の「五臓(肝・心・脾・肺・腎)」を陰陽五行の法則に当てはめて、それぞれの季節に割り振っています。その結果「春は肝(かん)が活発にはたらく季節」ということになっています。同時に、春は肝に関わるトラブルが色々と出やすい季節でもあります。
東洋医学でいう「肝」は肝臓そのものとは少し違います。現代の医学で言う肝臓は、栄養を代謝したり、有害な物質を解毒したり、胆汁をつくったりする臓器ですが、東洋医学の「肝」は、簡単に言うと「カラダに気を巡らせる・血を貯めて全身の血流量を調節する」という役割を持ちます。つまり、気血の循環に関わるシステムを「肝」と呼んでいるとも言えます。また肝は感情の動きや目にもつながると言われ、肝の不調がイライラや目の不調として表れます。
肝は「春の季節のように、のびのびとした状態を好む」と言われます。ストレスがかかると不調が出る、というのはこういう特徴があるからですね。気血の巡りに関わる肝に不調が出ると、下のような症状が出ると言われています。
◯感情のコントロールがうまくいかなくなってイライラしたり、
◯気の巡りがとどこおって肩こりがひどくなったり、不眠になったり、
◯気がカラダの上の方に上がりすぎてしまい頭痛になったり、
◯血の循環が悪くなることで月経不順になったり…
さらに、肝の不調は、五臓の一つである「脾(ひ)=消化吸収を司るシステム」にも影響します。ストレスが強くてイライラすると胃腸の調子が悪くなる方がいるのは、この仕組みのためだと言われています。
もともと、春は職場の異動や、家族の学校への入学、卒業などいつもと違うことがあったり、緊張状態が続いたりすることが多い季節なのに加え、今回のコロナウイルスの騒動で疲れてしまっている方も少なくないと思います。精神的な負荷は肝の不調を招きやすく、上で書いたような症状が出やすい時期ですね。
さて、前置きが長くなりましたが…
春の養生「万物が芽吹く変化の季節、生活のメリハリを大切に」とは、季節の邪気に注意しながら、肝を元気に保つためにオン・オフを意識し、気血の巡りをスムーズにして気持ちを穏やかに過ごす、ということです。
実際、何に気をつけたらいいかというと、
◯ストレス解消
ストレスがはっきり分かる方も、普段意識していないけれど知らず知らずにストレスがたまっているかも知れない方も、自分に合う方法でストレスを発散して気持ちのバランスを取りましょう。
◯早起きと軽い運動
朝起きたら、朝の気をカラダに取り込み、軽い運動で血の循環を促進して、自律神経の切り替え(オン・オフ)にメリハリをつけましょう。
◯油断せずカラダを守る
風邪(ふうじゃ)をカラダに入れないよう肌を風にさらさず、風邪気味な気がしたら、首から肩甲骨の間をあたためて邪気をカラダから追い出しましょう。
◯カラダを冷やさない
暖かくなってきたとはいえ気温の低い日もあるので、寒さに注意しましょう。
古代中国の東洋医学の書物、「霊枢(れいすう)」では、
「風雨寒熱、虚を得ざれば、邪独り人を傷めること能わず」=気がしっかりと巡り、カラダが弱っていなければ、外界の状態に左右されて体調が悪くなることはない、と述べています。
同じく古代中国の書物、「素問(そもん)」では、春の過ごし方について「遅めに寝ても良いが、朝は早めに起きて散歩するのが良い」、「髪は縛るのはやめて、全体にゆったりと自由にするのが良い」という内容が書かれています。
言われてみれば当然のこととも言えますが、日頃の養生が丈夫なカラダをつくり、季節に応じた過ごし方をすることで外邪の侵入を防ぎ、健やかな日々が送れると古代の賢人たちも気付いていたのです。
忙しく頑張る毎日の生活のなかで、皆さまが頭の片隅に「養生」という考え方を置いて過ごしてくださったらとても嬉しいです。
(Twitter https://twitter.com/kibaco1 では葉山の毎日の天気に応じた養生を発信していますので、是非ご覧ください。)
もちろん、季節の影響を受けつつも、人の気持ちや体質・症状は千差万別ですから、kibacoでは、季節を念頭に置きながらも「春だから肝!」と決めつけず、それぞれのお客様の状態を見極めた上でのセッションと漢方茶のブレンドを提供したいと思っています。
kibacoは、気血水を巡らせる施術と漢方茶で、皆さまの健やかな毎日をサポートします。
3月21日(土曜日)は、勉強会参加のため、お休みさせていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
今回は「肩こり」にまつわる誤解について書きたいと思います。
肩こりは、腰痛と並んで国民的な症状です。ちょっと疲れたなー、というときに肩を揉んでもらうのは気持ち良くて、僕も大好きです。が、実は、肩を揉んでも肩こりは解消しないのです。その場では肩が緩んだ気がしますが、すぐまた元の凝った肩に戻ってしまいます。
それはなぜかと言うと…肩が重だるくなったり、痛みが出たりするという肩こりの原因はカラダの別のところにあり、肩を揉むことではその原因を解決できていないからです。そして、その原因と対処の仕方は人によって違うからです。
その「原因」を探し出し、ちょうど良い解決策をご提案することが、僕たち施術者の腕の見せ所とも言えます。
例えば、東洋医学では「血瘀(けつお)」という血がキチンと流れていない体質や、イライラなどで気がカラダの上の方に上がってしまっている状態など、肩こりの原因と考えられるケースがいくつもあります。もちろん、長時間パソコンに向かっていたり、寒くてずっと肩をすくめていたりしても、肩が辛くなるでしょう。
また、目や手・腕の疲れが肩に影響するなど、肩とは離れたカラダのどこかの不調が、結果として肩に表れていることもあります。
kibacoでは、普段の生活についてお話をお聞きしたり、脈やツボの反応、姿勢や筋肉の張りを見たり、動き方等の検査を行うことで、症状の原因を推測し、確認します。そして、改善に向けてのセッション=施術を行い、漢方茶とともに日々の暮らしのご提案をします。
実際に何をするかと言うと、肩の辛さの元になっている部分、ツボや経絡(気の通り道)、筋肉と骨格へのアプローチにより、気血水の巡りを促し、姿勢とカラダの使い方を改めます。
同時に、気や血が巡りやすくなるような日々の過ごし方、無理のかからない姿勢の取り方、力が不足している部分の簡単なトレーニングをお伝えして、カラダの内側からも自己治癒力が高まるよう漢方茶で働きかけて、おしまいです。
駆け出しの施術者だった頃は、肩が辛いと言われれば肩を、腰痛だと言われれば腰を揉むだけのこともありました。今となってはその頃のお客さまには勉強不足をお詫びしたいです。それなりに修行を重ねてきた今は、肩を揉まれる気持ちよさと、今辛い肩こりの解消、そして根本的な解決、つまり「肩こりになりにくいカラダづくり」のためにすべきこと、の全てを諦めたくないと思っています。
カラダが辛くなるには、必ず原因があります。その原因を一緒に見つけて、一緒に解決する方法を探しましょう。kibacoは、お客様と「ともにあること」を大切にします。
「整体・鍼灸・漢方茶のkibaco(きばこ、と呼んでください)」は、プレオープン期間を経て、やっと正式にオープンしました。
様々な人に支えられて、ここにたどり着けたことに改めて感謝しています。
葉山に根付いていけるように、そして多くの方々の健やかな毎日のために役に立てるように、じっくり、のんびり頑張っていきます。
この日記では、kibacoの考える健康・養生についてや、カラダや心のこと、施術の考え方、日々感じたことなどを書いていきたいと考えています。
今回は最初の記事なので、僕(小牧たすく)とkibacoの自己紹介をします!
僕は大学を卒業した後にオフィスワークのサラリーマンをしていましたが、転職して整体を学んだ後に鍼灸師とあん摩マッサージ指圧師の国家資格を取り、施術者として活動しています。また、体質に合わせた漢方茶のブレンドも手がけています。
ちょうど一年前に葉山に家族で移住してきました。海も山も近くて、緑が多い環境が気に入っていますし、運の良いことに素敵な友人もでき、毎日楽しく暮らしています。去年はほとんど海に入らなかったので、今年の夏はマリンスポーツにチャレンジしたいです(たぶん)。
施術の仕事は、色々な案件を同時進行で処理するタイプの仕事ではなく、目の前のお客様に対して全力投球する、という部分が僕には合っているように思います。また、カラダの仕組みについて学ぶことや、東洋医学の世界に触れることは本当に奥が深く、終わりがありません。何かにのめり込みやすい僕には苦にならず、楽しみながらやっています。
最近は坐禅に通っていて、カラダと心のつながり、精神がカラダに及ぼす影響への興味が高まっているところです。
kibacoは、葉山町長柄の小さな山の上にある、小さなお店です。木の外壁に覆われた長四角の建物で、まるで木の箱のように見えます。待合室と、ベッドが一台ある施術室に、施術者は僕一人です。車の通りが多い道路からしばらく奥へ入るので、とても静かです。晴れた日は、風の音と、鳥のさえずりが聞こえます。
僕自身、整体や鍼(はり)、マッサージを受けるのが好きで、時々出かけます。よくファッションのブランドで「着たい服がなかったので自分で作った」というようなストーリーがありますが、kibacoもそんな感じです。施術でカラダの不調を改善するだけでなく、気持ち良くて、リラックスできて、話をよく聞いてきちんと説明してくれる、そして自分にぴったりの漢方茶をブレンドしてくれる…自分が行きたい場所を作りたかったのです。
そういうわけで、kibacoでのセッションは、辛い症状の改善はもちろん、押される気持ちよさ、カラダのことを気軽に相談できる安心感も大切にしたいと考えています。店内の環境も、来るだけで一息ついてのんびりできる雰囲気を感じていただけると嬉しいです。
今まさに始まったばかりのkibacoが、今後皆さまに、ふとした時に思い出していただけるお店になれるように精進します。
どうぞよろしくお願い申し上げます。